『星野源のオールナイトニッポン』に出会ったのは約8年前、 高校2年生の頃。 “星野源”という人物にどっぷりとハマったきっかけは、紛れもなくこのラジオである。 そう、私と源さんの出会いの場なのだ。 10年間もの歴史ある番組が3月末に終了し、やっと少しずつ気持ちが落ち着いてきた今、 先月のイベントのことを思い返してみる。
2026.3.8 『星野源のオールナイトニッポン in 日本武道館』

現地観覧チケットが当選したので、 当日は会場へ。
この日の天気の良さと肌寒さは忘れられないし忘れたくないなあと、文章を書いている今、しみじみと感じている。
ライブやイベントで会場BGMが流れているような開演前の時間、いつもの夜かの如く『МUSIC10』と『ミュージック・パーティー』が放送されていてワクワクが止まらなかった。普段はイヤホンをつけて聴いているから、こんなにも大きな会場で音を味わえるなんて、体ごとラジオの世界に飛び込んだ感覚。席への到着が遅くなってしまい生では観られなかったけれど、場内の特設ブースで源さんがメールチェックをしている時間があったようで、30分以上トイレに並んだ自分を悔やんだ。
そして18時ぴったり、時報とともに『星野源のオールナイトニッポン』が始まった。
ラジオイベントと言えど、 ゲストが出てきたり特別な催しが始まったり何かが飛んできたり(?)することはなく、いつものように源さんがお話をして、メールを読み、コーナーが行われ、 CMが流れ・・・といった、まさに“いつも通りのラジオ” だった。収録を覗き見したような気分になれる、凄く贅沢な時間。覗き見というよりも、“ラジオブースに潜入した”という表現のほうがふさわしいかもしれない。普段耳で楽しんでいるラジオが、本当にそのまま視覚化されていた。凄い。私自身の「これが見たかった!」と、源さんの「こんなイベントがやりたい!」の気持ちが重なっていたことが嬉しかったな。
3時間半にも及ぶイベント終了間際、エンドロールとともに10年間の様々な源さんの写真が流れてきたところで涙腺崩壊。胸がいっぱいになるってこういう日のことを言うんだなあ。鼻水をダラダラと流しながら、一時も見逃すまい!とモニターを凝視。もうね、マスクをしていたから良かったものの、仮にも客席がワイプで抜かれたりなんかしたら放送事故レベル。でも、大勢の人がいる中で感情があらわになって声を出して泣いてしまうほど、源さんのラジオは私の生活に溶け込んでいて気付くと人生の一部になっていたのだと、身を持って実感した瞬間だった。想像していた何倍も、何十倍も。源さんのラジオとリスナーの方々、そして自分の人生がしっかり交差していた事実がとてつもなく嬉しい。
終わりを一緒に迎えられるということは当たり前ではなくて、月並みな言葉だけれど本当に奇跡みたいなことで。今回、一緒に最終回を迎えられたことで、生きていて良かったと少し自分のことを認めてあげることができた気がする。 あのとき人生を諦めなくて良かったね〜、本当に、本気で思っている。番組終了が決まる前からラジオイベントは計画されていたらしいけれど、今回のタイミングも相まって、自分にとってこの8年間のご褒美みたいな1日だった。
出口の無い大きな密室をウロウロとさまよい続けるような日々で、どこにいても上手く息ができなかった私のことを受け入れてくれてありがとう。 “眠れない夜を、眠らない夜へ”と変えてくれた火曜の深夜は、きっとどんな魔法にかけられるよりも安心できる唯一の時間だった。
私にとって『星野源のオールナイトニッポン』は、今までもこれからも“自分が自分のままでいられる居場所” だ。
またいつか、再会できる日を願っています。
10年間、本当にお疲れ様でした。